樺山三英『ジャン=ジャックの自意識の場合』読書会

先日、都内某所で行われたAtoZ読書会*1。会の詳しい模様はid:sinden:20071015やid:fujigawa:20071015に書いてありますので、そちらを。と丸投げしてみる。

ジャン=ジャックの自意識の場合

ジャン=ジャックの自意識の場合

私は酷くボンクラな視点からでしか、この作品を読めなかった。いや、面白い点を探した結果、そうなったといった方が正しいか。
難しい話(かったるい話とも言う)が延々続く中、突如出現するしょうもない駄洒落やら、バカ丁寧なゾンビには、さすがに噴き出してしまった。と言ったら驚かれたので、私もひどく驚いた。え、ここ笑いどころじゃないの?
「坊やいくつ?」「宿題は終わったの?」「空が青いのは、そこに私達が失ったものが浮かんでいるからです」なんて答えるゾンビがどこの世界にいますか!映像化したら間違いなく爆笑シーンですよ! もうやめて!冬蜂のHPは0よ!


樺山三英にはもっと田中啓文的な作品を書いて欲しい。資質的にはかなり近いと思うんですが。本人がそれを書きたいか書きたくないかは別として。

*1:この名称は「ABC読書会はどうか?」という声の後、私が「SREっぽくAtoZにしましょうよ」と提案し、仮採用になった。 言えない・・・まさかあのとき頭の中で『カブトボーグ』のOPが流れていたなんて絶対に言えない・・・・・・・・・