ももいろクローバー

某所に載せていただくために書いたのだが、諸事情で流れてしまったので、ここに残しておく。

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“笑顔と歌声で 世界を照らし出せ”(行くぜっ!怪盗少女

「アイドル戦国時代」と謳われる現在のアイドルシーンで、最も勢いがあり異彩を放っているユニットが「ももいろクローバー(通称ももクロ)」だ。4月10日に中野サンプラザで行われるコンサート「4.10 中野サンプラザ大会 ももクロ春の一大事〜眩しさの中に君がいた〜」の一般販売チケットは3分で完売するほど、急激に人気が高まってきている。ちなみに私もチケットを取れなかったひとりです……。

そんな”ももクロ”が2010年12月24日に日本青年館で行った、初の単独ホールコンサート『ももいろクリスマス in 日本青年館〜脱皮:DAPPI〜』を収録したライブDVDが、3月23日に発売された。

このライブ1曲目「走れ!」で、始まって早々メンバーの高城れにが感極まって涙声になっている。それも当然のことで、2年前には自らでビラ配りを行い、路上でライブをしていた自分たちが、ももクロを観るために集まった1300人のファンを前にしているのだ。

その後はこのステージを本当に楽しんで、最高のパフォーマンスと笑顔を披露している。そして、ライブも終盤になるとアップテンポな曲が続き、客席の盛り上がりもヒートアップ! 会場の一体感と熱量は最高潮と言っても過言ではないだろう。アンコールのステージには思わず、私も涙してしまった。うう、現場に居たかった……!!

ももクロは、前述した路上ライブや、一台の車に乗って全国ツアー敢行など、過酷な下積みを経てきたことから「ストーリー的である」と言われる。これは事務所が作り出したストーリーではなく、彼女たち自身が作り出している現実のドラマの凄さから来る言葉だ。しかし、ももクロの魅力の本質はそこではない、と個人的には思う。私がももクロに熱を上げるようになったキッカケは「楽曲のレベルの高さ」と「常に全力なパフォーマンス」を見てしまってからだ。「STUDIO VOICE」のインタビューで「ももクロの魅力は何だと思いますか?(大意)」という質問に対しリーダー・百田夏菜子は「常に全力。一日に三回公演とかあっても、後のこととかは関係ないんですよ」と答えている。 
彼女たちには、誰にも負けない速度と強度がある。ストーリーは、私たちファンが楽しむため勝手に紡いだものに過ぎない。ももクロに少し興味がある、ももクロに関心がある友人がいる、震災のせいで元気が無い、という方がこの拙文を読んでくださっていたら、是非このDVDを見て欲しい。あなたは、全力で歌い、踊る彼女たちに気力と笑顔をもらうだろう。募金するお金を出した次は、元気を出そうじゃあないか。

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商品リンクを貼ってますけど、無料はてな民なのでサイドのAmazonから注文してくれると嬉しいッす。

ももいろクリスマス in 日本青年館~脱皮:DAPPI~ [DVD]

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