ナヲコ『なずなのねいろ(1)』

なずなのねいろ (1) (リュウコミックス)

なずなのねいろ (1) (リュウコミックス)

三味線少女・なずなと、その三味線の音に惚れてしまったギター少年・伊賀との部活動青春マンガ。久々のナヲコ単行本ですな。
なずなの複雑な家庭事情やら、熱血主人公が勢いだけで三味線部を創設したり、なずなの姉に憧れていた新入部員などなど、いろいろな事が絡み合い物語が進んでいく。いやあ上手いねえ。
女性作家がよく描きがちな「女の子特有の万能感」みたいなものが嫌み無く、さらっと描けてしまうのは本当に頭が下がる。構成も描線も、非常によく考えられている。
一巻ではなずなの思いも整理され、三味線にキチンと向かい合うぞ!というところで終わってしまうので、これからの展開には期待せざるを得ない。
しかし掲載誌が「リュウ」な上、題材も地味なので、願わくばもっと売れて話題になって欲しい。とりあえず、今年のオススメマンガであります。


ほら、ロリっ娘ですしね!